プランネル 審査・融資申込み概要

プランネルはテレビショッピングでよく知られている日本文化センターグループが運営している消費者金融です。

プランネルは、利用対象者の年齢を85歳までと高く設定されており、公式サイトを見てもシニアの方のイラストが使われているなどシニア向けにサービスを提供しているようです。

ここでは、プランネルは即日融資可能なのか?利用条件や審査について、借入方法、返済方法など詳細を解説していきます。


消費者金融プランネルってどんな貸金業者?

日本文化センターグループの「株式会社プランネル」は東京都に本社がある消費者金融ですが、支店などはなく、小規模の消費者金融です。

名前を聞いたことがなかったり、シニア向けであることからプランネルの名前を騙った詐欺やプランネルそっくりの偽サイトなどもあるようで、利用に不安を感じている方もいると思います。

正規のプランネルの会社情報を載せておきますので、こちらのものと異なっている場合は詐欺の可能性がありますので注意してください。

プランネル 会社概要

社名 株式会社プランネル
所在地 東京都千代田区九段南 3-3-6 麹町ビル
代表者 品川博美
事業内容 消費者金融業
TEL 0120-70-7777
設立年月日 昭和59年9月11日
登録番号 東京都知事(11)第07439号
加盟団体 日本貸金業協会

 

プランネルは、金融庁の登録貸金業者検索でも任意の加盟団体である日本貸金業協会の会員検索でもヒットしました。そのため、日本文化センターグループの株式会社プランネルはヤミ金ではありません。なので、その点では安心して借り入れすることができますよ。

また、プランネルの公式サイトのURLには、必ず「www.0120-70-7777.jp」が含まれています。この文字列が含まれていないサイトは、プランネルの偽サイトになりますのでだまされないように注意してください。

<参考>プランネル 審査申込み~借入までの流れ – 即日融資24

プランネルで取り扱っているローン

「プランネルフリーローン100」というローンを扱っています。以前は「プランネルフリーローン50」という限度額が50万円のローンがあったようですが、現在では限度額100万円の「プランネルフリーローン100」に変わっているようですね。

貸付の条件についてプランネ公式サイトを参考に紹介していきます。

利用対象者 安定した収入と返済能力を有する20~85歳の方
融資金額 10万円~100万円
融資利率 100万円未満の場合は実質年率18.0%
100万円の場合は実質年率15.0%
遅延損害金年率 20.0%
返済方式 元利均等分割返済
担保・保証人 不要

 

利用対象者が85歳までとシニアでも申し込みが可能という点については、プランネルのいちばんの特徴でもあります。

プランネルの申し込みには安定した収入が必要ですが、年金も安定した収入としてみなしてもらえるようですね。

プランネルは消費者金融ですが、アコムプロミスなどが採用している極度方式(決められた限度額の範囲内で何度も借り入れができる方式)での貸付は行っていません。

証書貸付方式(決まった額を完済の期日を決めて借りる方式)での貸付となっています。

また、プランネルの貸付の最低金額は10万円からとなっています。

10万円というとある程度まとまった金額だと感じる方が多いと思います。

「生活費が足りないからその都度必要なぶんだけ借りたい」という方は、1万円など少額から貸し付けてくれる消費者金融や極度方式での貸し付けのほうが便利だと思われますので、プランネルのように証書貸付方式のみしか扱っていない消費者金融の利用は不便に感じてしまうかも知れません。

プランネルの金利は高い?低い?

プランネルの金利は、100万円未満なら18.0%、100万円なら15.0%と決まっています。

ちなみに、大手消費者金融の金利をみてみると、最低金利が3.0~4.5%、最高金利が18%程度という場合が多いです。

また、借入額によって利息の上限を定めている利息制限法を参考にしてみましょう。

・元本の額が十万円未満の場合 年二割
・元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
・元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

e-Govより引用

プランネルは10万円から100万円までの貸付を行っていて、法律で定められた範囲内の最大の金利が課されていることがわかります。そのため、金利は高いといえるでしょう。

プランネルは審査が甘い?

プランネルの公式サイトのトップページには

ちょっとしたお買い物やお付き合い、習い事などの費用から、冠婚葬祭費、医療費、車検費用、愛車の買い替え、ご家族そろってのご旅行、お家のリフォーム・・・と、より充実したライフプランにお役立ていただけます。

と書かれていますので、実際にこうした目的で借り入れをされる方が多いのではないでしょうか。

交際費やショッピング、お稽古、旅行にかかる費用は、いわば「遊興費」・「娯楽費」といったものです。

“審査が厳しい貸金業者”では、いくら使いみちが自由とはいっても遊興費や娯楽費目的で借りるということを告げただけでいい顔をされません。計画性がなく返済が滞るのではないかと判断されて審査に落とされることだってあります。

若くて返済能力が十分にある人向けの消費者金融ならまだしも、シニア向けの内容を載せていてそうした遊興費や娯楽費を使途として大々的に認めていることからも、審査は比較的甘いのではないかと思います。(ここでいう「審査が甘い」とは、申込み対象者が誰でも借りられるという意味ではありません。)

プランネルでお金を借りるときの注意点

遊興費や娯楽費としてお金を実際に借りる方も多いと思いますが、お付き合いや趣味に使うお金を借りるとなると、どんどんのめり込んでしまったり、見栄が出てしまったりして、計画性のない借り入れにつながるだけでなく返済に無理が生じてしまうこともあります。

楽しく生活をしたい気持ちも解りますが、高い利息を払ってお金を借りてまでしてもやりたいことなのかよく考える必要があります。

さらに、すぐに申し込もうとするのではなく、他により良い選択肢がないか?ということも冷静に考えてみましょう。

医療費については、まずは高額療養費制度や高額療養費貸付制度といった公的な制度を検討したり、より金利が低く借りられる可能性がある医療向け目的別ローンを検討したほうがよいでしょう。

自動車の買い替えや車検費用についても然りで、車については公的な制度はありませんが、可能であれば銀行系のマイカーローンなど車関連目的のローンを利用したほうが金利を抑えられる可能性があります。

リフォームも、銀行系のリフォームローンや、消費者金融でもリフォームを目的としたローンを提供しているところのほうが低金利で借りられる可能性が高いです。

また、高齢者の方向けに住宅支援機構のリバースモーゲージの利用を家族と相談して検討するほうが建設的ではないかと思います。

シニアの方向けの貸付情報

プランネルはシニア向けにサービスを行っており、シニアにお金を貸してくれるところなんてなかなかないから…と、すぐに申し込んでしまいたくなるかもしれません。

たしかに、プランネルほど利用対象年齢が高いところもなかなかありませんが、だからといってシニアにお金を貸してくれるところが他にまったくないというわけでもありません。

ひとまず落ち着いて、次のようなところへ相談してからプランネルでの借り入れを検討しても遅くないのではないでしょうか。

■独立行政法人福祉医療機構
独立行政法人福祉医療機構(http://www.wam.go.jp/hp/)の「年金担保貸付事業」であれば、
・厚生年金保険年金証書
・国民年金・厚生年金保険年金証書
・船員保険年金証書
・国民年金証書
・労働者災害補償保険年金証書
を持っていて、その年金の支払いを受けている人が借り入れできます。

老齢年金、老齢基礎年金、障害年金、遺族年金のいずれも対象となっていますので多くの方が利用できると思います。
金利も、年2.8%(http://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/20181003nentan.pdfを参照)の金利で済みます。

借りたお金の使いみちも、保健・医療、介護・福祉、住宅改修、冠婚葬祭、生活必需物品の購入などの支出のために一時的に小口の資金が必要な場合(http://www.wam.go.jp/hp/guide-nenkin-outline-tabid-251/を参照)に使えるので、ほとんど不自由ないのではないでしょうか。

■日本金融政策公庫
日本金融政策公庫の恩給・共済年金担保融資は、恩給や災害補償年金を受けている方、共済年金や厚生年金を受けている方(条件あり)が利用可能です。

恩給を受けている方なら年利0.36%、共済年金や厚生年金を受けている方なら年1.17%の金利で借りることができます。使途は、住宅に関することや事業資金として利用可能です。使途は限られてしまいますが、金利が低く、住宅に関することに使いたいと考えているシニアには向いてるのではないでしょうか。

■地方銀行のシニア向けローン
取り扱っている銀行は少ないですが、銀行のシニア向けローンも消費者金融よりは低金利で利用することが可能です。年金の受取口座を開設することが条件になっているようですが、消費者金融に比べれば金利がかなり低いので、まずは検討してみてもよいのではないでしょうか。

プランネル 審査の申込み方法・融資までの流れ

1.申込み:インターネットで申し込みます。「お申込み」のページに必要事項を入力して送信するだけです。
2.審査:申し込み内容が確認され、審査が行われます。
3.審査結果の通知:電話で連絡がきます。連絡の日時は指定できます。
契約:プランネルから契約書が郵送されてきます。契約書に必要事項を記入・捺印し、返送します。
4.融資:内容説明の書面交付後、融資金が指定の口座に振り込まれます。

プランネル申込みに必要な書類

プランネルの申し込みの際には、運転免許証や健康保険証などの本人確認ができるものの写しを提出する必要があります。また、借り入れが50万円を超える場合や、他からの借り入れとの合計が100万円を超える場合には収入証明書が必要となる場合があります。

プランネルは在籍確認をする?

勤務先の電話番号などを入力する欄があるので、仕事をしている方は在籍確認の電話があると思われます。お仕事をしていない方でも、申込みの確認や本人確認のため自宅に電話がかかってくる可能性はあります。

ただし、「秘密厳守」となっており、申込みの際にその旨を伝えると配慮をしてもらえるようです。この配慮というのは、電話をしないという意味ではなく、おそらくプランネルという社名を名乗らず個人名などで電話をかけるといった配慮だと考えられます。

プランネルは即日融資は可能?

郵送の手続きをはさむので、即日融資は不可能です。借入日まで時間的な余裕のある人には問題ないと思いますが、急ぎでお金を借りたいという方には向いていません。即日融資を希望する方は、アコムプロミスなど大手消費者金融がお勧めです。大手消費者金融の審査に不安がある方は、セントラルエイワなど中小の消費者金融でも即日融資に対応している所がありますので、そちらを検討してください。

プランネルの返済方法は?口座からの自動引き落しがおすすめ!

プランネルの返済方法は元利均等返済になっているので、毎月の返済額は一定になります。返済は、口座からの自動引き落としか郵便振込から選ぶことができます。

口座からの自動引き落としであれば、うっかり返済日を忘れて延滞してしまうということがありませんし、シニアの場合は決まった日に外出することが交通手段や体調などの関係で難しいこともあるでしょうから、口座からの自動引き落としを選ぶことを強くおすすめします。

中小消費者金融で自動引落に対応しているところはそう多くなく、シニア層にサービスを提供しているプランネル側の配慮にも思えます。

プランネルの返済期間と返済回数

返済期間や返済回数は最長で6年・72回までと決められています。プランネル公式サイトでは最長の期間および回数である6年72回払いがおすすめと書かれています。

返済期間を長くとることのメリットとしては、月々の返済額を抑えることができるので毎月の家計への負担が少ないという点が挙げられます。

しかし、返済が長引けば長引くほど利息を多く支払うことになるので総返済額が高くなるというデメリットもあります。

また、シニア向けにサービスを行っていることから、シニアの方が利用される場合も多いと思います。仮に、申し込みの上限年齢である85歳で支払い年数を6年にしたとすれば、完済時は91歳ということになります。

90歳を超えても元気な方はいますが、「平成29年簡易生命表によると、男の平均寿命は 81.09 年、女の平均寿命は 87.26 年」となっています。

完済時まで返済する能力を保ち続けられるか?ということは慎重に考えたほうがよいでしょう。仮に、借金を抱えたまま死亡すれば、借金も遺された家族に相続されるので迷惑がかかってしまうことは避けられません。

シニアの場合はそうした事情も考慮して、無駄に返済期間を長く取ることはおすすめできません。月々の家計の負担が重すぎて返済不可能となっては元も子もないですが、返済不能にならない程度ではあるけれどなるべく短い期間で完済できるような返済年数でお金を借りたほうがよいでしょう。

プランネルでは、月々の規定の返済額以上の返済も可能です。いわゆる繰り上げ返済です。仮に返済期間を長くとったとしても繰り上げ返済を活用し、なるべく総返済額を減らしたり短い期間で返済が終えられるようにするのがおすすめです。

プランネルでお金を借りるメリット・デメリット

プランネルのメリットとデメリットをまとめてみました。プランネルについて調べてみて筆者は正直なところあまりおすすめできる消費者金融ではないと思いました。

プランネルがよくないと言っているわけではなく、たしかに次に挙げるようなメリットもあるのですが、お金を借りる際に重要な金利が高く、そのデメリットをカバーできるほどの大きなメリットがなく、「もっと他にいい選択肢があるのでは?」と感じます。

プランネルでお金を借りるメリット

■シニアでもお金を借りられる
…プランネルのように85歳まで申し込みが可能な消費者金融はまずありません。ただし、85歳でも絶対に借りられるというわけではないですよ。

■貸付方法が証書貸付方式で返済方法が元利均等返済
…消費者金融に多い極度貸付方式と定額リボルビング方式での返済は、なかなか元金が減らず長期間の返済に陥りがちです。証書貸付方式で元利均等返済なら、借り過ぎを防ぐことができ、計画的に元金を減らして返済していくことができます。

■返済方法に口座自動引落がある
…ネットバンキングの操作ができなかったり、決まった日に振込に行くことが難しい方、忘れっぽい方でも安心できる返済方法です。

■審査が緩そう
…あくまで予想ですが、金利の高さなどからしても審査は甘めだと考えられます。

プランネルでお金を借りるデメリット

■金利が高い
…プランネルでは、法律の範囲内での最高金利が課されています。

■貸付額が10万円からと高め
…1万円だけ借りたいという場合でも、プランネルの場合は10万円を借りなくてはいけないので無駄が多いです。

■即日融資が不可能
…プランネルは即日融資ができませんので、急ぎの方には向いていません。

■極度方式の貸付は扱っていない
…消費者金融を利用する方は極度方式でのほうが好都合ということが多いと思います。